top

妊娠前の葉酸摂取について

葉酸と一緒に摂取したい栄養素

老若男女問わず摂取していきたい栄養素の葉酸ですが、吸収率の低さや水に溶けやすいという性質があるため、意識的に摂取していく必要がある栄養素です。葉酸は体内への吸収率が低く、食品からの吸収は50%程、サプリメントからの吸収でも80%ほどです。食品から摂る場合は、調理法などでも吸収率が低くなることがあり、50%よりも低い吸収になります。体に良い栄養だからこそ、しっかりと摂取していく必要がありますが、葉酸単体では吸収率が低くなってしまいます。そこで、葉酸と一緒に摂ると良い栄養を覚えておけば、効率的に栄養を摂ることができます。

まず葉酸と一緒に摂りたい栄養はビタミンB12です。この栄養素は、胃液の分泌を促進する効果があり、胃液の分泌が多いと葉酸の吸収率は高くなります。さらに、赤血球やヘモグロビンの生成の働きもあるため、同じ働きのある葉酸と一緒に血液の造成を行ってくれます。ビタミンB12は肉・魚類に含まれる栄養で、しじみやアサリなどの貝類・レバー・イワシやアジなどの魚類に多く含まれています。葉酸と同じく水溶性ビタミンなので、食事からの摂取に加えサプリメントで補給していくこともできます。

次に、葉酸と相性が良いビタミンB6についてです。ビタミンB6は、血中のホモシステイン濃度を下げる働きがあります。ホモシステインとは、アミノ酸の一種でアミノ酸の代謝の過程で生成される、中間生成物です。ホモシステインが血中で増加すると、動脈硬化の原因になったり脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクが高くなります。高齢者であればアルツハイマー型認知症の発症リスクも高くなります。葉酸とビタミンB6、さらにはビタミンB12を一緒に摂取することで、ホモシステインの代謝を助け、増加を抑制することができます。結果として、様々な病気の予防になるのです。ビタミンB6は、マグロやカツオなどの赤身の魚や、牛や豚、鶏のレバー、ナッツ類に含まれています。

このほかにも、ビタミンCや鉄分と一緒に摂取していくと、貧血予防や葉酸の吸収率アップが期待できます。