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妊娠前の葉酸摂取について

葉酸は様々な病気予防にも効果がある

葉酸が必要なのは、妊婦さんだけではありません。葉酸はすべての人にとってとても大切な栄養であり、健康管理に大きな役割がある栄養です。

葉酸には様々な効果があります。造血作用で血行が促進されたり、細胞分裂の促進で赤ちゃんの成長を促す・お肌の状態を整えるなどの効果が注目されています。あまり注目されない点ですが、実は様々な病気を予防する効果もあるのです。

まずはやはり貧血予防があげられます。鉄分不足は貧血と直結していますが、葉酸不足でも貧血に陥ります。造血作用のある葉酸が少なくなるとその分、血液の造成が追い付かなくなるために貧血が起こりやすくなります。貧血予防のためには、鉄分と葉酸の摂取がとても大切なのです。

葉酸には細胞分裂の促進という効果があります。神経細胞に直接作用し、DNAが正確に生成・伝達・修復される酵素としての働きを持っているのです。この効果で予防できる病気にガンがあります。がん細胞は、正常な細胞分裂が起こる際にDNAの複製が正しく行われなかったことにより生まれます。がん細胞ができる原因は様々ありますが、その要因の一つに葉酸不足があると考えられています。葉酸をしっかりと摂ることで、DNAの正常な生成を助けることができるため、がん予防の効果として期待できます。

さらに葉酸には動脈硬化を予防する効果もあります。動脈硬化は、心筋梗塞などの心臓病や脳卒中などの原因となります。加齢とともに動脈硬化のリスクは高くなり、比例するかのように心臓病などのリスクも上がります。動脈硬化の原因の一つに、血液中のホモシステインという物質があります。この物質が活性酸素を大量に作り出し、悪玉コレステロールを酸化させて血管の内壁に蓄積させるためだと言われています。葉酸には、このホモシステインを無害化する作用があります。ホモシステインが無害化するということは、活性酸素の大量生成を防ぐことができるので、動脈硬化予防に効果があります。

病気はさまざまな要因が絡み発症することが多くあります。その発症リスクの要因の一つとして葉酸不足があります。毎日の食事やサプリメントなどでの補給で葉酸をしっかりと体内に吸収させることで、病気の発症リスクを抑えることができます。